帰り

 特急バスに乗り込んでふと隣りを見ると、妙なものがたたんでおいてある。と見えたのが、あぐらをかいて正体もなく眠りこけている黒いタンクトップを着用した白人女性であった。途中で起きて、取り出したケータイで連絡をとったりメールを打ったりしているあたり、かなりの日本通と見ゆ。日本人向けの座席のサイズははなはだ窮屈と見えて、二人がけのシートに足を投げ出してこちらを向いて座っているが、無作法と小一時間問い詰めるような無粋はせず。
 馬子用タキシードの、寸法直しが終わったのを引き取って帰宅。

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