デザイン以前の問題として

 一体何を伝えたいか?ここから考えなければならない。同業各社がやっているから、というので社長から言いつけられ、いやいやHP作成ソフトに『使われて』いることは、こわいもの見たさでアクセスしてきた誰にでもすぐわかるよう実にうまく表現されている。やる気のないだれた会社である現状を全世界に公開しているわけだ。
 ホームページによれば、バリアフリーの支店も開店準備中であることだし、建物もホームページ(も新入社員の質の悪さも知性の底なし沼)も「バリアフリー」というひとつのキーワードで括れる。バリアフリーの光と影が、この社の過去と現在を現すキーワードであろう。
 ならば、未来を指し示すキーワードはなにか?ホームページからは、会社全体としての戦略というか姿勢がなかなか読み取れない。そういうことは主張しないと決めたのか、ほんとに持っていないのか、席替えがあるから持っても無駄ということなのか、うまく表現できないだけなのかはわからないが、社長訓示を読んでみても沈没しかけた船の船長さんのように各員ショック対応姿勢をとれといった話しかしていないようだ。しかし、誰が経営方針もはっきりしない会社と取引しようと思うだろうか?これでは優秀な人材は集まらず、ビジネスチャンスも失っていくに違いない。

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