第2世代のENIAC



  人類にとって最初のコンピューターはでかいビルのワンフロアを埋めた真空管製のもの(ENIAC)でした。そのビル一杯の真空管集積回路の技術進歩で手のひらにおさまるCPUになってPCの中で働いてくれているわけです。今はその安価なPCをつないで、並列に計算を行わせれば(単純にうまくいくとは限りませんが)、スーパーコンピュータに匹敵するパフォーマンスを得ることも夢ではないのです。
 審査員の中にこういうチープシックな趣味を理解してくださる方がいらっしゃったのか、その「貧乏人のスパコン建造計画」にある助成金がついたもので、早速サンプル貸出機(Pentium 4 1.5 GHzののった8万円のベアボーンPC)のテストを行っています。Kondara MNU/Linux 2.0 (Mary)の動作するハードウェアであることは確認できたのですが、これを32台どこに積み上げるかが問題です。少なくとも壁一面がPCだらけになるのは間違いないでしょう。そろそろニックネームを考えておかなければなりませんが、これを第2世代のENIACと見ることも可能ではなかろうか?とか、人類はまた部屋一杯のPCを手のひらサイズへと超集積化していくのであろうか?と思ってしまう今日この頃。。
  さて、衝動買いしてしまったToshiba Portege3110CTは、画面サイズが小さい(800x600)ことをのぞけば、USキーボードでケ−スのデザインや質感もよく、バッテリーもかなりの高容量でいうことなし。ワークホースとして使える機械です。
 ただし、純正のCD-ROMドライブもリカバリディスクもないからこその「特価ご提供」なので、Windows音痴の私としては、手持ちのPCカードSCSI CD-ROMドライブを使って、Linuxを踏み台にWindows Meをインストールする戦略で臨みましたが、うまくいかず、何度もやり直しました。主治医に往診をお願いしようかと何度電話に手が伸びたことか。。オンラインでアドバイスを頂きながら、なんとか自力でできたのですが、33年に一度の大流星雨を見のがしてしまった。これは何としてもあと33年生き延びねば。

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