「P.S.元気です俊平」最終回



  「P.S.元気です俊平」最終回が終わりました。ホームページのBBS書き込みから判断すると俊平役の堂本光一くん目当てで観はじめた方が多かったようです。そのBBSも喫茶店の落書帳化していて、というか堂本くんへのファンレター置き場のような感じで、少なくとも投稿者間でのディスカッションはないです。BBSソフトのできがいまいちだからかなぁ?
  で、今回は相田やぢをのドラマ評をば。
 ヒロイン桃子さんの実家は、原作でも福岡市東区だったはずですが、ドラマでは西区豊田となっていました。ついvenusでゼンリンの住宅地図を見てしまった。
  桃子さんの母親は、肥大型心筋症という診断で、専門家のいる「マサチューセッツ」の(アメリカといわないところがなんとも…)大学病院に転院することになります。桃子も母親とともに渡米するのですが、エンディングで俊平くんが桃子に出す手紙は、Boston宛てとなっております。ってことは、やっぱりBeth Israel Hospitalなのかなぁ。
  さらに桃子は宇宙飛行士になる夢を実現するため当地の大学の宇宙工学科に通うという設定ですが、Harvardなのかな?それともYaleかCornellか。20年前の原作では、この夢には折り合いをつけた桃子さんが出てきますが、向井千秋さんの登場によって日本人女性が宇宙飛行士になることに、ぐんと現実味が出て来ていることは否定できませんよね。世紀末に向かって夢を追い続けようよという若い世代に対するメッセージを脚本に感じないわけではない。でも、NASAも予算縮小されている昨今…それにしてもこのドラマに出てくる大学生はみぃんな日夜バイトと色恋沙汰ばっかり。勉強したのは入試前だけですよ。これぞ世紀末の高等遊民ですな。
 若い二人は東京と「マサチューセッツ」に、一応別れたような形になります。桃子が出発して一か月後、俊平が桃子に手紙を書いて、最後を「P.S. 元気です 俊平」と締めくくるところでこのドラマは終わります。今どき国際電話やe-mailやfaxもデジカメもあるというのに、一か月通信途絶とは…ここんとこだけ原作の20年前の感覚ですよね。設定が現代ですから、たとえば原作にはないくらい不倫・同棲が当り前に扱われているドラマ運びでも違和感なかったんですけど、やはりこの20年人の気持も様々にかわってきましたね。まぁ、WITH LOVEもあったしなぁ。
 Mさんも欠かさずご覧になったらしいですが、どうでした?あの結末?

本ブログではamazon associate広告を利用しています。