この時期にあのマクロを召喚しなくなったのは、いつ頃からだろうか。
2003年くらいまでは、LaTeXでコンパイルして何人分もの書類を生産していた(というようなことをあまり公言するのははばかられるが)ような気もする。別々に書いたテキストファイルから読み込んだデータをつなぎ合わせて、申請書の書式をコンパイルするので、ファイルの組み合わせでどんどん作成できたようにも記憶する。
その頃はNifty-ServeのバイオフォーラムにNEC Mobile Gearでアクセスして情報を得ていたような気がする。
夜を徹してMetafontでConcrete Romanの書体を作ってみたのも忘れられない貴重な経験であった。
マクロを使わなくなった時期には、Nifty-Serveから離れてLaTeXや科研費マクロの情報に接しにくくなったのかも、またWordで仕上げることを強制されてみるようにしたのかもしれない。2008年には自宅で事務所が使えないのでメガストライクを目指せないとの記載がある。
それから16年ほど経過した今日、FAQの「私は湯川秀樹ではない、象の卵以外の研究をしたい、...」という質問につい吹き出して、今はなきbit誌の青木健一:不条理の薔薇「科研費マクロ」を拝読してほろっとして、MacTeXとTeXShopをインストールしてみようかなと言う気になってしまっている。といろいろ考えながら帰宅しているうちに、ふと昨日ダウンロードした6767編の文献を全部盛りで総説を書くとしたら、文献リストを生成するのにZoteroとBiBTeXを使うのがなかなかイケている(と言うかそれ以外ではまずできなさそうな)感じがしてきた。
まずは、書類を仕上げるためにインストールしてみて、その後少し検討してみることにしよう。
後日記(2020-10-28)>湯川先生、あなたは正しかった(?)