Stong, Dudeney, Hofstadter

 《Gödel, Escher, Bach》はご存じでも、タイトルの3名はご存じないかもしれない。実に筆者が影響を受けたScientific Americanの有名コラムthe Amateur Scientist, Mathematical Recreations, the Metamagical Themasの著者である。
 翻訳書の《アマチュア科学者》は中学生の頃にはバイブルであり、《数学ゲーム》の連載は、日経サイエンスでリアルタイムで読んで、取り上げられた話題の中でも特にフラクタル集合の探検には寝食を忘れるほどのめり込んだ。そのあとを引き継いだのが、ゲエバー本の著者ダグラス・ホフスタッターの《メタマジック・ゲーム》ということであるが、筆者にはほとんど印象がない。
 先日から一目置いているNYTのかなり古い書評で、原題のMetamagical Themasはほんとは先代のタイトルのアナグラムだったという、とてつもなく豪放なmetamagicalさに驚く。
archive.nytimes.com
 原文のPDFはarchive.orgから無料で取り寄せられて、Penguin Bookの847ページのペーパーバックをスキャンしたものである。
https://archive.org/details/MetamagicalThemas/mode/2up
 驚きのあまり思わず単行本を注文してしまったが、こちらは811ページである。竹内郁雄先生をはじめとする翻訳者陣が、このメタマジカルな主題をどう「日本語化」されたかというところが興味深い。

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