ロゲルギスト《物理学の散歩道》

 中央公論社の『自然』に連載されたエッセイを単行本にしたもので、執筆陣は当時の日本を代表する物理学者である。岩波書店刊の4冊を揃いで扱っている古本屋さんをamazon.co.jpで見つけて、ついでにほかに興味の本を探して3冊追加して注文したのがドサッと一つの梱包で届く。これで一冊ずつ梱包しないですむ古本屋さんも、一冊ずつ不在時の再配達対応せずにすむ運送業者さんも、一度に届いて気をもむ必要のない筆者も大満足ということだ。
 残念ながら、この手の古本の評価額はほとんど1円本なのであるが、無駄のない、達意の文章でスラスラと読める珠玉のエッセイは、60年経った今もなお古くなっていない。すでに古典と言ってよいだろうが、続けて読んでいると眠くなってくる。

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