強いグループダイナミクスは独創的な考え方を邪魔する

 朝日新聞朝刊町おこし モデルを捨てる勇気で、地方活性化の取り組みを課題解決型モデルから未来創造型モデルへと転換する話を興味深く読んだ。「でも何か違う。最近のプランはみな似通っていて、市民の要望に沿い実現可能性も高そうだが、妙にこぢんまりしている。」という違和感から11年目に計画の見直しに至ったという。
 それを読んだ後で、Evernoteにクリップしようとして、たまたまブラウザに表示されていた研究開発マネジメントノートの、『社会的手抜き(social loafing)』(他者の貢献に乗ること)や社交不安(アイデアがどう評価されるかについての恐れ)のような強いグループダイナミクスが独創性を阻害するという記事を読んで、チーキイリョーで学生に集団討論をさせると、周りを引っ張り、ディベートに強く、プレゼンテーションが上手な能力のあるリーダーを選んで他の人が従うのが最もパフォーマンスが上がると思いこんでいる最近の若いモン気質を痛感した筆者にはそれらをつなげてひとかたまりにすると、うまく理解できそうな気になってくる。のではあるが、この平田オリザ氏のコメントの出典が思い出せず、記憶を頼りに2時間ほどかけてEvernoteをうろうろしてやっとたずねあてる。
 こういうキラーフレーズを書き写しておく手帳術が徹底していないためにこの不都合あり。

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