固着の真相

 留守のため持ち帰りアラートメールが来て、再配達を頼んだ約束の時刻より早目に帰宅したのに、NS-1000Mはすでに到着していた。30 kgのエンクロージャーはかなり重く、ダンボールとエアパッキンとで三重のぐるぐる巻きになったのを外すのでさえ持て余すのである。弐号庵の二階にちゃんと持ち上がるのかどうか心配になってきた。
 試しに音出ししてみて、セラーズコメントで鳴らないことを承知していたツイーター1個のみならず30 cmウーハーも片側固着しているのに凹む。片チャンネルは3本とも鳴っているのに、もう片方はBrスコーカーのみしか鳴らない。ネジを解いてウーハーユニットを取り出してみたらマグネット周囲はサビだらけで、かなり年季の入った固着のようにも見える。ノークレーム・ノーリターンと承知してビッドを入れているから、今さら説明と違うと言っても大人気ないように思われるが、ウーハーが鳴らないと書いてあったらもっと安く競り落とせたのではなどと散々考えて、結局クレームも書かずに「良い」評価にしたあげく、読み返してまた凹む。
 とは言え、ビリつかない方のNS-500Mの外しのツイーターと入れ替えて、チャンネルフィルタで3 wayマルチアンプシステムを組めば、Brのツイーターとスコーカーのためのエンクロージャーとしては素晴らしい中高域が堪能できることが確認できた。
 ウーハーのレストアのやり方についてはホームページやYouTubeを見てもよくわからない。8000円でリストアしてくださる業者さんに餅は餅屋で、入院加療をお願いすべきだろうか。

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