何を聴くかまったく考えていないリスニングルームの夢

 をちこちのセカンドハンドショップを回っていると、一昔前のオーディオスピーカーが二束三文のお値段で売られている。コーンが破れていたり、フランジが傷んでいたり、ドームが凹んでいたりする難アリスピーカーユニットは外して入れ替えてしまうことを前提に、かなりコスパのよいエンクロージャーを探すことができるわけである。
 筆者はいまだにYamaha NS-500から外したベリリウムツイーターを持っていて、さらにamazon.co.jpで25 cmから38 cmくらいのウーファーで割と安く買えるのが見つかるのも心強い。
 それで、オーディオ入力を金田式チャンネルフィルターで分割して複数のLepyアンプにふりわけてスピーカーをドライブするマルチアンプ方式を採用したいと考えるにいたる。
 見つかったお値打ち品が3-wayのエンクロージャーなら3-wayで、2-wayなら2-wayでと出たもの勝負でいこうというのは、何となく漂着物捜しに似た発想である。2-wayなら1台のLepyの左右チャンネルを高域低域のチャンネルにして、左右バランスのボリュームで高低のバランスをとったりできそうである。

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