Talking Heads《Drugs》,《Memories Can't Wait》

 《Fear of Music》のアルバムジャケットをみると、カセットテープがワカメになりそうな日差しの熱さを思い出す。
 夏のトーキョーで、どこかのCD屋さんの店頭のブリスクパックに入った《Fear of Music》直輸入盤のカセットテープを購入した時の暑さなのであるが、1983年の春の学会会場がヨコスカシティーで、1984年の秋シーズンがトーキョーであったから、その時であろうか。その頃音楽を聞くために持ち歩いていたのは、SonyWalkman Pro WM-D6であったはず(1983年の春から職について、安定した収入が得られるようになったので、秋ごろまでには購入していたように記憶するので時代考証はあっている)で、すぐにパックを開けてテープを取り出し、聞き始めたのかもしれない。
 Talking Headsのアルバムのうち、筆者にとって《Fear of Music》は、もっとも馴染みが深い。若い頃は《Air》、《Heaven》あたりのメロディアスな曲が気に入っていたが、年とってくると不思議なことに《Drugs》や《Memories Can't Wait》のような曲に親しみを覚えるようになってきた。実にEnoのプロデュース曲に回帰していたりするのかどうか、もう少し研究してみないとわからない。

Fear of Music

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