無関心になってはならない

 本店営業部のTVで津波の脅威に息を呑んだあの日から、もう6年になる。
 震災直後の混乱の中でも日本人はパニックにならず、整然と列を作って待っているという礼儀正しさを世界中から賞賛された。しかしながら、6年経ってみると、避難先でいじめに遭っていたり、空き巣が出た被災地があったり、被災された方々には本当に申し訳ない実情があることも明らかになった。
 まだ行方不明のご家族が帰ってくるのを待っている方がいる。死んだことを知らずに海の中で遊んでいるのではないかと思っているとおっしゃっていた。津波で行方知らずになった肉親をいつまでも忘れられない被災者の悲しい記憶がよみがえってくる。
 復興が進みつつあるという前向きな報道で、われわれは救われた気持ちにはなるのであるが、被災地のみなさんには、まだまだ支援が必要であることを忘れてはならない。

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