釣竿アンテナ

 愛好者参號に付属していたワイヤを庭の木に張って、リビングの窓から引き込んで受信してみるのであるが、びっくりするほどの改善は見られない。高さも低く長さも大したことないためであろう。
 そこで、家の屋根越しに敷地いっぱいに東北東方向に向けたロングワイヤアンテナを張るという長年の構想の実現に取りかかる。
 それで夕方CEOがコインランドリーで筆者の布団を洗浄している待ち時間に釣り道具屋さんに乗り付けてもらい、最も安価な製品系列で最長の4.5 mのグラスファイバーロッド二本で3000円ほどで調達。グラスファイバーロッドは、カーボン樹脂製のものと異なり導電性がないので雷に対して安全である。とは言え、福岡市はもともと雷が多い土地柄であり、以前庭の槇の木に設置したワイヤアンテナの近くに被雷したこともある。いざという時にはたたんでしまえるような安全対策を考えないと、ご近所の方に心配をおかけすることになる。
 2階建ての家の甍の高さが何mになるのかには全く見当もつかなかったが、戻ってきて庭で伸張してみるに、4.5 mでは二階の天井にも届かないのである。あと2 mほど塩ビ管を継ぎ足して屋根の上をかろうじて越えるくらいになるだろうか。
 なお、アンテナ線には、百均に売っているという0.35 mm径の鉄線ニクロムワイヤーを検討中であるが、これまた敷地の端から端まで何mあるのかは土地の登記謄本でも見ないことにはわからないが、面積から概算すると20 mくらいの長さで張ることができそうである。

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