母刀自の荷物受取り

終了後来賓にお礼を述べておいて急ぎ帰宅。10トントラック七分目で到着したのを2号邸に搬入するのに立ち合う。
見慣れた家具を並ぶ新居を眺めてみると、実家に戻ったような雰囲気が少しは出てくる。実家も売却の契約が進行中でもう引き返そうにも帰る場所がないところまで来てしまった。いくらここに実家を移築できたとしても、ちょうど《惑星ソラリス》のラストシーンのごとく、見慣れた家具に囲まれた実家から少しずつカメラが引いていくと、周囲は福岡市で、家だけポッカリと今治市になっているという心理的な衝撃に母刀自を直面させてしまうのは確かである。しかし、鼻血が止まらなくなってさえ、ご近所様のご好意で病院に連れて行ってもらわなければならないのでは甚だ心配である。地域包括ケアシステムの理念には反するかもしれないが、これはやや遅まきながら、まだ元気なうちのCCRCととらえてもらいたいところである。
惑星フクオカを第三の好きな街になってもらわねばならないが、山と積まれた段ボール箱から荷物を出して整理するのが、当面の引き取られ症候群予防対策になるに違いないと期待している。

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