自転車旅の装備

 先日藤崎駅から帰ってくる時に、最初はTNF Base Camp duffleを背負っていたが、途中で肩にショルダーベルトが食い込んで苦しくなってきたので自転車のハンドルにつけてあるリクセンのアダプターに載せ替えて戻ってきた。イメージとしては20 kg位ありそうに感じていたが、実際に計量してみると13.8 kgであった。
 ダッフルの中からひとつずつ持って行ったものを取り出してリストを作り、重さを計測。持って行ったけれど結局は使わなかったもの、使わなかったが省けないもの、省いても大丈夫なもの、もっと軽いものに置き換えられるものが見えてきた。
 最も数字が大きいのはMacBook AirとACアダプタ(1.6 kg)である。今回は宿舎で営業の報告書を作って送信したりしたので、重いけれど重宝した。逆に、JRの車内などではiPad(604 g)を使うかと思ったが、今回はほとんど出番がなかった。書類書きの仕事がないのなら、MacBook Airは省略してよいかもしれない。愛好者3号(461 g)を聞くチャンスも意外となかった。両耳にイヤホンをつけていてはその場の状況を把握できないからである。草枕の徒然に灯台放送を聞くとしたら、75 gのDegen DE-1127の方がよいかもしれない。
 Emobile(117 g)はインターネットにつながる蜘蛛の糸であり、携帯(156 g)でGoogle mapを使ってナビにする際にも生命線となった。気をつけないとアプリの更新などでどんどん月間quotaが取り崩されてくるのであった。また、Emobileをはじめ携帯、iPadならびにNEX-5T(467 g)への充電源としてUSBチャージャー(273 g)は手離せないものになった。6口タイプはややオーバースペックかもしれないが、一応ケーブルも6本用意して行ったのであった。
 カッパ(612 g)は降水確率0 %の日には不要かもしれないが、多古鼻あたりでは漏斗雲が観測されたりしていたということであるから、油断はできない。また、空気入れ(0.2 kg)も百均で調達して実際には適正圧までインフレートするのは難しいだろうというものだ。もし島ノ星山に上る途中でトラブルが発生していたら、多分空気を入れるだけではすまなかっただろうと思われる。パンク修理キットも持参はしたが、使用せずにすんだのは幸いであった。
 もう一つの大荷物がキャリーカート(3.6 kg)であった。豆御殿号(16.5 kg)をキャリングバッグに入れてショルダーベルトを肩かけして跨線橋を上がるようなシチュエーションで、右上腕に8 cm×6 cmの内出血をつけてしまった。筆者の歳になるとたたんで肩にかけて移動するならもう少し軽いものがほしいところだ。一方で今回のコースはヒルクライムダウンヒルがあったので、20インチ車(という意味で豆御殿号)を持って行って正解であった。14インチのPATH号では(そして同じサイズのトレンクルであっても)安定走行は至難の業であっただろうと予想するところである。

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