「アイセキカ」

朝刊にてセンター試験1日目の国語の問題を拝見。ツィッターについての評論(佐々木敦未知との遭遇》)はネットでも話題になっているようだ。
しかしながら、旅行先で拾った石をちょっとおみやげにしてしまったりする筆者にとっては、小池昌代《石を愛でる人》もまた、大変よい出題だと思った。あらためて全文を読みとおしてみるに、もちろん、主題は愛石行動そのものではなくて、デリケートな人情の機微にあり。愛石行動そのものを主題とした本としては、鉱物採集フィールド・ガイド (1982年)または週末は「婦唱夫随」の宝探し―宝石・鉱物採集紀行をオススメしておきたい。
 《石を愛でる人》を収録している感光生活は、Kindle版で読むのが最も経済的で、単行本の新品よりも文庫本の古書の方が高いという一見矛盾した状態である。

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