筆者がまだ独身で東古松の一軒家に住んでいる頃は、バブル末期であったのだろうが、アートフスマ紙なども発売されていたのである。岡山のビブレあたりでこのフスマ紙の上下にアタッチメントをつけ、天井から吊り下げてスクリーンとして使うようにディスプレイされていたのが気に入って、早速買い整えた。
その図柄はまったくグラデーションがなくて、切り絵のようなのに、女性の優美さが表現されることは、ビットマップディスプレイで色数が出せなくてもアートとしての表現の可能性があるということだ。たまたま結婚直後の写真に写っていたことから、時々思い出した時に捜索していた。作者からしてまったく消息は杳として分からなかったが、Google画像検索で、やっとAmlet Dalla CostaのJuliet 1981と知る。
Juliet, 1981 by Amleto Dalla Costa - 13 X 15 Inches (Silkscreen / Sérigraphie)artisticafineart.com
一旦作者がわかってしまうと、Dalla Costaさんがシリーズとして製作されたシルクスクリーン作品が気になってくる。もちろん刷りの番号が入っているような美術品であるから、フスマ紙を買うようなわけにはいかない。
