ウォーターマンエキスパート萬年筆その2

amazon.co.jpに頼んだコンバーターが到着したので、ペリカンのブリブラを入れてみる。ペン先にはFの刻印がある。ほどよい細書きで、事務書類に署名をするような時に遊び人風にならないのが、なかなかよい。その点これまで頂いたものは、文豪持ちの太書きが多く、それなりに気を使うこともあった。
インキは流麗に出てくる感じで、よく調整されている。もちろん、これは巴里のエスプリではなく、国内輸入元の職人さんのおかげであろう。
滑らかな書き味の秘密の一つは、適度の重さで、筆記する時にペン先に適度の重みとモーメントが生じるようになっている。はずしたキャップを軸のお尻にくっつける構造にはなっていないので、軸単独に十分な慣性質量を確保するように全体が金属製でかなり重く作られている。そのお尻にはなぜか小さく金色でNHKのロゴのように見えるものが入っている。何か記念のお品として配られたことがあったのだとすると、これはよほどの慶賀を祝すものであったに違いない。

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