アクロス福岡シンフォニーホール

 
 昼すぎにアクロス福岡シンフォニーホールの第二回定演に参上。コウモリ序曲に続いて登場したベートーベンと同時代の楽譜をお持ちのセンセイのピアノにてベートーベンのピアノコンチェルト1番、さらにチャイコフスキーの《悲愴》。
 リヒテルをして4本の腕があると言わしめた、ラザールベルマンが一人でピアノ1台で弾いている《悲愴》第3楽章がスタンダードの筆者には、どうもテンポがゆっくりしすぎるように思われてならなかった。やっとたどり着いた最後の四連符につい拍手をしてしまったのだが、会場には同じ錯覚に陥った方も多かったと見えて、かなりやんやの拍手になる。申し訳ないことながら、第四楽章をアンコール曲として拝聴させていただいたような次第である。

本ブログではamazon associate広告を利用しています。