Pelican 4001 Brillliant Green


 学生時代にノートを取るのに使っていたMont Blanc Noblesse #1124は、卒業以降も大事に保存してきた。1983年にはワードプロセッサで文章を執筆するスタイルに移行してしまったために、時々カートリッジのインクを入れていたものの、ほとんど出番がなくなってしまった。今回、筆記用具をまとめてある引き出しから学生時代に使っていた二本目のモンブランのブルーブラックの旧式のインク瓶が出土した。まだたっぷり入っていて、こういうご時勢ではインクも一生モノになりかねないわけである。しかしブルーブラックのインクの入った万年筆は他にあるし、インクの変質が気になるとCEOが心配するので、インクの新調を機に別の色を試してみることにした。
 ブラウン系とグリーン系のいずれにしようかと迷って、amazon.co.jpにオーダーしたブリリアントグリーンが到着したので、早速に入れてみた。しばらくインク瓶の蓋を開けておいて、少し濃い色調にすることは、たしか赤瀬川原平氏の金属カメラ本に書かれていたノウハウであったと記憶するが、そういうちょっとした工夫が楽しめるのが、万年筆のよいところかもしれない。

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