Webゆうプリを利用する

 一昨日の晩、転属の通知ハガキを大量にsnail spamせむとて、自宅にて年賀状宛名書き職人ソフトにて印字を始めたのであった。しかしプリンタの排紙口を押さえていないと蓋が閉まっていると勘違いして印刷を中止するという誤動作ありて、印刷の間じっと押さえ続けなければならないという、オランダの堤防を守った少年状態で大いに疲弊するうち、ついに蓋が取れるところまで押さえても閉まっていると感知される状態になって印刷できなくなってしまった。
 やむをえず、以前使用した覚えのある郵便局のwebぷりんとを思い出し、申請しなおしてwebゆうプリを使用する。
 もちろん、住所録データをcsvデータで一括アップロードすることを目標にしているのであるが、不思議なことに、オンラインのデータをエクスポートしたcsvファイルをそのままアップロードしようとすると、1行目の項目名が文字種のチェックに引っかかってエラーになるのである。たとえば、第3カラムの第1行目には項目名として「お名前(カナ)」と書いてあり、全角カナしか受け付けない。そこで、アップロードの際にカタカナ以外の「お」、「名」、「前」、「(」および「)」はカタカナでないことからエラーになるのである。利用区分、敬称、郵便番号電話番号、メールアドレスなどの項目名が次々と存在してはならない文字種に該当するという理由でエラーになる。一番簡単な解決法は、CSVファイルの項目名の行を削除してしまうことであるが、実は、「予備1」〜「予備5」の欄を空白のままにして保存するとこれらの空白セルのカンマが省略されてしまい、今度は「1行あたりのデータの個数が足りない(意訳)」エラーとなる。「予備5」のセルに何らかの文字を入れてあげることでやっとアップロード可能なファイルにできることに注意。このコツさえ掴めば、もうwebゆうプリ自由自在である。
 インポート時に郵便番号データベースと照合して存在しない郵便番号をはねるという高度なチェック機構は働いているようである一方で、エクスポートしたものをそのままインポートできないというのは、設計の破綻とも感じられる。エクスポートの際に付け加えた一行を、インポートの際に剥ぎ取るくらい、自律的にやってくれてもよいのではないか、と思ってしまう。

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