ANA290便搭乗

 搭乗待合室でご一行様と合流。その中のお一人に接し、電車包帯女の記憶がフラッシュバックする。あの時、隣席に座っていたのが彼女であった、という話題で盛り上がる。
 離陸後雲の上にあがったところでおとなりのカップルは座席のポケットに入れてあったBookOFFで買ったハードカバーの小説本を読みふけって、ほとんど会話もしない。話す時には敬語を使っているところから見て、ハネムーン出発直後であろうか(と思ったら、後に別のご一行様かもしれないと判明)。
 旅先では目の前の状況に集中するからこそ、ギュッと絞ったスポンジのように活性化してなんでも吸収できるのであって、読書などにうつつを抜かしていてはもったいないと感じる。とは言うものの、筆者もいつまでも旅気分のままでいられるわけではない。非日常から日常に戻るリハビリの一環として、ThinkPad X201を出して、出張報告書と旅費精算書とを完成させる。化粧室の便器には、排出レバーマークの横にflushと書いてあった。

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