音と振動の記憶

 宿舎に帰ってきて、23時50分頃宇野線下り貨物列車の通過音を聞く。約18年ぶりに当時は借家が地震のように揺れていたことを思い出した。寝付きの悪い上の子を自転車に乗せて線路沿いの道を並走しながら見送ったこともあった。貨物列車が轟音を響かせながら闇の向こうに走り去った後、シグナルがかたんと音を立てて変わったり、ウシガエルが鳴き始めたりすることを発見したのもその時に違いない。今は高架化されているし、宿舎の基礎もしっかりしているから体感震度は0であった。

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