帰り支度

 飛行機の出発時刻まで4時間あって、日も高いのであるが、体力的には限界が近いと悟って、空港の搭乗待合室まで入って寝ておこうと考える。宿舎に取って返して、預けておいたゼロハリバートンを受け取って、ロビーにお客さんがいないのを幸い、ソファの上で開いて雲台を入れ、閉めようとするのに閉まらず。
 外殻が伸びも縮みもしないジュラルミン製のもなかであるため、両側のアンコ(荷物)のちょっとした立体構造の変化でモナカが閉じなくなってしまうという魔法がかかるのである。15分ほどかけて荷物の位置を調整して、何とか閉めこみに成功。そのままゴロゴロと新宿中央公園を抜け、陸橋を通って都庁前駅から大江戸線で出発。大門で降りて浜松町からモノレールで空港に入る。
 バゲッジチェックインではカウンターの荷物台での計量で19 kgが出てヒヤリとした。Manfrottoの雲台が1 kg相当なのであろう。この上にプロフィポートなど突っ込むと(大体蓋が閉まったとも思えないのであるが)規定の20 kgをオーバーしたのは間違いない。実にきわどいバランスで買い物をしたわけである。[旅と道具]

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