iBook(on iPad 2)での読み味をアウトカムとして試行錯誤したところ、文庫本からの自炊は、600 dpiグレースケールでスキャンし、圧縮度3で保存後、Adobe Acrobatで余白をトリミングして最適化して保存するのがよさそうである。ページあたり180 kBくらいのサイズになるのは贅沢と言われるかもしれないが、老眼にも優しく、読みやすいので気に入ってしまった。ところがその同じファイルをLumiRead on Acer A500で表示してみると、活字が痩せて見えるのである。スクリーンのガンマ値が異なることや画面の縦横比の違い（にあわせて、最適化表示での微妙な伸縮率の）異なりが影響して活字が腐食してしまうと見える。
とは言うものの、布団の中でA500で上巻を一気に読み通してしまったことから、判読のために視神経が疲労するというほどの問題ではないことがわかる。勢い余って、iPad 2で下巻を読みながら入眠。
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