Firefox 6 for android

 筆者は、昨年からpad系端末を利用して、リッチなバスタイムを過ごすことができるようになった。Google readerで未読のRSSを消化するのにうってつけなのであった。その一方で、指のスワイプするスピードについてこれない反応性の悪さも感じていた。しかし、最近のデュアルコアAtom族のCPUを用いたpadは、大変キビキビと、ジェスチャアを取りこぼさずに動くようになった。それでも、未読RSSの消化以上の、テキスト入力をともなうメールの送信とか本ニュースの執筆などはとても考えられる状況ではないと感じていた。
 その理由は大きく二つで、ひとつは、日本語入力方法のプアさであった。しかしこの問題は、mazec(J) for androidですんなり解決してしまった。実は休暇中の記事は、PCではなくDroPadまたはiConia A500を用いて執筆した。タイピングの方がスピードとしては早いのだろうが、mazec(J)は、手書きひらがなを認識して漢字変換候補を並べるくらい気が回るので全角半角キーによる切り替えなしの、モードレス変換の可能性を示しているように感じられる。それでいて気に障るようなお節介さもなく、実用上支障のない節度ある変換なのである。
 もうひとつは、パスワードの問題であった。筆者はFirefox syncがなければ、認証が必要なサイトでの門前払いを免れることができない。本日リリースされたFirefox 6 for android正式版にアップデート。Androidパッドにプレインストールずみの純正「ブラウザ」は、Choromeのandroid版なのだろうと思っていたら、それは別にリリースされているのでやや混乱する。
 その昔、スカーリー氏がMagic slateに託して垣間見せてくれた未来への期待が、筆者をしてThinkPad 730TEにLinuxをインストールさせた原動力ではなかったかと思われるのである。あの頃はこんなふうに使えないものかと期待して幾晩も徹夜したものであったことを思い出すのであるが、その遠い子孫のandroid端末ーDroPadしかり、iConia A500しかりであるがーは、すでに13年前の期待や想像などはるかに越えている。ただし、iPhone 3GからdroPadへの機種変は、どうもできそうにないようである。[Android]

本ブログではamazon associate広告を利用しています。