キリンビバレッジ提供。従来絵葉書的な名所旧跡の写真のステレオタイプさというのは、写真のモチーフとしては批判の対象になっていたわけであろうが、今や意識的にせよ無意識的にせよ、そうでない写真はインターネットに氾濫しているといってよいであろう。
筆者のにらんだところ、この製品の商品戦略は、「ワールドワイドなおふくろの味」を狙っているのではないかと思うのである。世界中でふつーのおふくろさんが子どものために手作りしているようなブランドイメージを強調するモチーフの素人っぽい写真を選んでしまえば、デザイナの仕事としては大きなロゴを配置することくらいしか残っていないのであろうが、ややあざとすぎるようにも見受けられる。[本日のデスクトップ背景]