ほとんど徒歩で百道の海岸まで往復

 夕方、遊びに来ていた友達と一緒の下の子に話しかけた時の応対のしかたが悪いのが大変気に障って、(お友達が帰ってから)苦言を呈す。社会に出てから他人様にご迷惑をおかけすることのないように、感受性があるうちは縮み上がるくらい叱っておかなければならないと心がけている。
 親のつとめとは言え、あまり気持ちのよいものではないので、気分転換に2130時くらいから月の光に誘われて走りに出る。ところが、信号という信号に引っかかって厄日であろうかといぶかるうち、ショートのヒルクライム2本目の終盤で後輪の挙動がおかしくなって、みるみる空気が抜けてしまった。第一目標地点までまだ1/4も進んでいないが、かと言って気持ちは「離陸決心速度」に到達してしまっているので引き返すのも癪であるし、CEOに救難要請しても回収車は出ないであろうと考え、そのまま厄払いのために自転車を押して往還する。GoreTex風デザートブーツはぴったりフィットするわりに蒸れず、靴底のグリップと衝撃吸収性能もほどよく、大変快適に10 kmほどを踏破。
 満月の春の宵にあちこちスナップしながらそぞろ歩くのは、かなり高級な趣味であることにあらためて気がついた。足手まといになっている、パンクした自転車や三脚や背中のカメラリュックがなければ、もっともっと楽しめたに違いない。つとめて身軽に、例えばLumix GH1に普通のズームレンズとケーブルレリーズをつけて、素人っぽい七段三脚を腰に差す程度で歩くと素晴らしい成果が得られそうに思う。ここ数年の撮影スタイルとは、別のアプローチの啓示かもしれない。
 

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