注目が集まるのはインターネットを手軽に利用できる新たな方法だからだ

 ついに出たらしい。MG Siegler氏の見方によれば、その位置づけは、ローエンドの(おそらく2台目の)ネットブックでインターネットを簡単に使うことができるものだということなのであるが、要はChromeを動かすための専用OSなのである。
 かれこれ10年ほど前の某Linux雑誌に、オープンソフトウェアとは何かという文脈の中で、当時IEと熾烈なシェア争いをしていたNetscape Navigatorを動かすためのLinuxディストリビューションを、Netscape社が作って配布することも技術的のみならず権利的に可能であるというような空想話が語られていたのを記憶しているが、それが正夢になったわけである。
 YouTubeのビデオでは、ブートストラッピングプロセスの大半をショートカットしてネットブックでも数秒で立ち上がるChromiumのデモがあったりする。
 こういうのを見ると、ネットブックで雪豹を使いたいと思う心理の深層も同根であることに気がつくのである。キーワードは「手軽なインターネット利用」であり、入浴時間中ウイルススキャンに邪魔されてだいなしになったりしないということかもしれない。[Google]

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