生誕60周年記念音楽会のプロデュース

 ご楽友のダイアモンド寿ビリーコンサートのプログラムと記念ビデオディスクの製作をCEOが受注してきた。
 プログラムの方は三晩がかりで昨晩ほぼ終了したのであるが、デザインは独逸国の郵便切手からスタートした。これをもとに、GIMPで縁起の悪い黒枠をはがしたり、文字を書き換えてクライアントさんの名前を入れたりして、世界に二つとない切手を偽造して表紙に貼りつけたわけである。どうしても色つきの紙にこだわるCEOと、白い色で表現されるダイアモンドの輝きを出すために純白光沢紙にこだわる筆者で2晩ほどかけて試行錯誤と検討を重ね、結局パールっぽい輝きのある白い紙(ポリエチレンのコーティングであろうか?)採用を決定。後は、紙の入荷を待ってプリントアウトすればよいところまでこぎつけた。かなりがさつでおおざっぱであると思っていたCEOが、演奏曲目リストの細かい字組みにまでこだわるのに驚いた(うざかったとはあえて書かず)。
 後日記:テストしたのと違うけれど、よく似た紙を買ってきて最終稿のプリントアウトをしたら(テストずみの紙と違って)コーティングサイドでインクのにじみが発生して、インク量を絞って対処したのが29日。で、やっぱり納得できなかったのか、テストずみの紙を調達し直し、出演者リストを変更して30日に出し直し。こういうものは、テストはしておいても最終的に数をそろえるのは直前の方がよさそうである。という経験値をひとつ上げた。
 次のイベントは、コンサートのHDムービーの撮影である。この日のために、あのSDカードの論理サイズ調整があったといっても過言ではない。なお、PCではシーン削除くらいしか細工ができないし、BD-Rディスクに焼ける確証もない(大体ドライブさえない)。
 これはクライアント邸の最新式システムがSDカードからBD-Rディスクに焼けるパナソニック製であれば好都合なのだが、あくまでも希望的観測にすぎず。ハイソなご楽友の間でのブルーレイの普及状況はよくわからない。BD-RとDVD-R2枚組セットを作るべきなのであろうか。そこらへんもまったくわからず。
 後日記:コンサート前夜にカメラチェックにうかがう。防音完備の20畳くらいの音楽室にかのスタインウェイヤマハのピアノが並んでいるのであるが、その前に譜面台を置いてソリストが演奏するとして、30人のお客さん分の椅子を並べたところを想像すると、部屋の最後部で天井すれすれに持ち上げたビデオカメラで撮影するというポジションしかなさそうである。さすがに中2階のカメラマン席まで用意されているわけではないので、脚立を持ち込んで宙乗り撮影ということになる。新築でピアノルームをご計画中のみなさん、中2階のカメラマン席を作っておきましょう。2480円のGitzo雲台は、初めての実戦使用であるが、それに先だってKure5-56を吹いておいたら、その動きのスムーズさは筆舌に尽くし難し。
 なお、クライアント邸のビデオシステムは、SDカードからBD-Rディスクに焼けるビエラ-ディーガであるというので、BD-R1枚とDVD-R10枚の製作を決定。[恒例行事]

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