Windows 7にアップグレードしてみた

 Everex StepNote VC-1700JのVista businessに何か不満があったわけでもないが、テストベンチが必要なので試してみた。
 アップグレードDVDのsetup.exeを起動すると、ウイルスバスターをアンインストールすることとiTunesの認証を解除することの2か条の要求を突きつけられる。iTunesはしようがないとしてもウイルスバスター武装解除して丸腰でアップデート、しかもその間最新のアップデータをインターネットからダウンロードするためにネットワーク接続は推奨する口ぶり、というのはあまりにも危険ではないだろうか。ということで、しぶしぶソフトをアンインストールして言い分を呑むと見せかけて、しかし無線LANからは切り離して次に進む。
 setup.exeを起動させ、(Vistaからの)アップグレードを選択し、ネットワークでアップデータを探すことなくインストール作業に進んでもらう。大体小半時、ファイルをコピーしたり展開したり、Vistaにおける設定ファイルをコピーしていたと思ったら、リブートしていきなりWindows 7が立ち上がる。
 筆者の使用するソフトウェアやVC-1700Jのデバイスに関しては、特に目立った不具合はなく、かといって目覚ましく処理のスピードが向上した実感もなし。筆者のWindows 7 は32 bit版であるのだから、それはそうであろうし、4 GBのメモリのうち使えるのはやはり3 GBほどである。折を見てRAM diskにしてキャッシュを作りたいものである。
 インストール直後のユーザーインタフェースでしいて変わったところを探せば、画面下端のタスクバーがフラットで幅広になって稼働中のソフトウェアのアイコンが並ぶようになったくらいであろうか。Vistaからの持ち越しでちょっとしょぼく見えるようなデスクトップのアイコンが混在していたりするあたり、ちょうどアイコンが爆発百花斉放する直前のKDE2か3か…を彷彿とさせるものあり。
 無線LANBluetooth Mighty Mouseもすっとつながるので安心していたら、ウイルス防護ががら空きのままであったことに気がつく。あわててAvast! 4.8をダウンロードして、インストール。ブート時検査で何も検出されないことを確認して胸をなでおろす。さらにすでにOSセキュリティアップデートが出ているので、大急ぎで当てる。また、デフォルトでファイルを公開する設定になるようなので、戸締りをしておく。
 職場と家の間を往復しながら随時お稽古をつけているのであるが、特大のトートバッグに基幹ThinkPad T61と抱き合わせてかろうじて入るものの、あまりに重いのに辟易。大きな画面にほどよいピクセル密度で大変よろしいのであるが、基幹マシンが入れ替わるというほどのインパクトは感じないというのが、偽らざる心境なり。[Win]

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