朝日新聞朝刊の全面広告

 iPhoneの画面いっぱいにならんだソフトウェアを、無料有料とり混ぜて紹介するというこの広告に一体どのくらいの広告費がつぎこまれたのか不明であるが、これはなかなか見ごたえがあった。
 というので、ついうかうかと新聞を広げたままiTunesを起動してAppストアに行き、《展覧会ガイド》、《ぐるなび》、《QuickPigeon》ならびに《Mover》をダウンロード。かなり迷ったのが《いつもNavi》(2,800円)である。これはiPhoneにカーナビのコスプレを完璧にやらせるものらしい。
 最近、行き慣れていない所に見取り図を持って行っても、爺の徘徊のようにうろうろしてしまうのは、若い時には備わっていたはずの空間認識感覚が衰えてきているからであろう。それでいてこれをリアルなダンジョンゲームとして楽しむほど体力と時間と心の余裕がないので、集合時刻に負けてついついタクシーに乗ってしまったりするわけである。このお値段はそういうタクシー代を何回か節約すれば充分に賄えるプライスではある。これから出張が続くし、あれば便利には違いないが、目的地までつけっぱなし、データ通信しっぱなしが前提で財布とバッテリがもつかどうか。必要に迫られたときにもう一度考えることにしたい。
 それで、この間からiPhoneiPodソフトウェアに目立つようになった《iTunes U》というのが気になっていたのだが、これはiTunes大学、中身は超一流大学のPodCastingである。自然誌のレビューアーティクルでお名前を拝見するようなピカピカのリサーチャーの講義を無料で拝聴できるというわけで、これまたガサゴソとダウンロード。
 以前なら研究室のステータスというのは、書棚に自前で購読している細胞誌とか科学誌とか天然誌が並んでい(て、その中に自分の論文が掲載されている)ということであったろうが、壁際のディスプレイとスピーカーからこれらのPodCast(その中で自分が電話インタビューを受けている!)が途切れなく流れていることにシフトしていくのかもしれない。[iPhone/iPod touch]

本ブログではamazon associate広告を利用しています。