勝間光学SS7X50RG-D(アウトレット)

 昨日到着した一生ものの双眼鏡である。昨晩は何かと忙しく、本日朝開封して破損等ないことを確認。ファーストライトはまだであるが、お昼前に昼食を兼ねて滞在中の第2オフィスからメールで無事到着を報告したら、40分後(お昼休みの間)にご丁重なるお返事をいただいた。この場合、お取り引きした商品は耐久消費財であるので、報告メールの結びは「また次の機会にもよろしくお願いします」ではなくて「大切に使わせていただきます」であり、お返事の方も「またのご利用を…」ではなくて「何かわからないことがありましたらお気軽にご質問ください」という、模範的な文面のやりとりとなったのであった。まあ、とんでもない使い方をしない限り故障とは無縁の器械であるから、逆に売り上げが伸び悩むということがあるかもしれないが…。
 それで、雲間の星を眺めてみるに、Kowa Prominar 10X42と比較して視野が明るいことに驚くのである。(対物レンズ口径)÷(倍率)で計算される射出瞳径というのは、夜間は眼の虹彩が開くので7 mmが最適といわれていて、7X50はこの最適条件で設計されている。一方でバードウォッチング(昼間)用の10X40は、4 mmで設計されていて昼間はこれで最適である。それぞれ、35 mm写真レンズに換算すると、350 mm F7、500 mm F12.5相当であるから、天体観望用としてはおよそ2絞り分明るいわけである。星の光の明るさは5等級で100倍、すなわち1等級で2.5倍違うので、約1.5等級暗い星まで観察可能であると期待されるわけである。
 レンズの光軸調整がおぼつかない安物の双眼鏡で星を見て、点に結像しないガックリ感というのは、本機には無縁で、大変シャープなイメージに満足した。フォーカス調整は接眼部で左右別々に行う形式であるから、センターで調製する方式に慣れているとやや戸惑うが、一度調節してしまうと動かす必要はなく、実用的であると感じた。[もっと光を]

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