ガリレオ衛星観測

 やや健康面に不安を感じつつも、快晴に近い好条件の夜なのでガリレオ衛星観測ナイトとする。30分おきにFD 300 mm F4LをつけたLumix GH1をデジタルズーム4Xで引っ張って(2400 mm相当)、ISO 400、シャッタースピード1/4 sで連続撮影。日周運動で移動するのを利用して画面上で等赤緯線を出す(カメラが厳密に固定されていることが前提であるが)。昨年の撮像では、衛星が木星を周回しているのはわかっても、木星のどちら側を通過しているのかが不明なので回転方向は不明であった。そこで木星を「芯出し」して、公転しているガリレオ衛星の公転面の傾きを検出できれば、衛星の公転方向が決定できると予想した(いや、やっぱり無理か…)。2230時から2730時まで30分おきの定時撮像を継続。最も木星に近い衛星(Io)は一晩のうちにかなり移動するものである。
 なお、昨年使用したEOS kiss Digitalは光学ファインダーでのフォーカス合わせに苦労したが、Lumix GH1はライブビューが使えて大変楽で、フォーカスを外すことがなくなった。昨年は1.4X 光学エクステンダーをつけたFD 500 mm F4.5Lを合成1120 mm相当で使用していたのが、今年はデジタルズームで破綻のない画像を得られることがわかって、より小さくて軽いレンズでより倍率を稼ぐことができ、三脚・雲台とのバランスで操作性も格段によくなった。まさにマイクロフォーサーズとFD-マイクロフォーサーズアダプタの勝利である。[天文]

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