文献整理2009 season 3 (13) 個人向け研究資産管理データベースソフトウェアConcierge 2.0

 moongiftさんが紹介されているオープンソースソフトウェアなのである。Cocoa風味の、iTunesというかiPapersを思わせるスクリーンショットが気になって拝見。
 開発担当は、理化研脳科学総合研究センターニューロインフォマティクス技術開発チームである。JAVAで書かれていてプラットホームを選ばず、ファイルにメタデータを追加して、検索管理するという思想には、まことに共感するものがある。さらにダウンロードのページには「All-In-Oneパッケージ:iPapers(文献管理), LabNote(研究日誌)プラグインなど全ての機能が含まれています」と書かれている。iPapersがWindows PCで使える時が唐突ながらやってきたわけである。
 というので早速インストールしてiPapersモードで昨日までかかりきりであったのとキーワードサーチを行ってみる。…これはすごい。みるみる間に、564の文献情報がダウンロードされるのには、正直圧倒される。Conciergeをインストールしていたらゴールデンウィークの過ごし方がかわっていたのかも!?とも思われるのである。
 PubMedからの情報取得だけで驚いてはいけなくて、参考文献リストを自動生成してくれるのも感激である。昨日であったか、総説の参考文献の数は大体100以上500未満だなとか見ていて、引用形式に合わせたリストをtypoなく作る手間暇を考えるとげんなりする思いであった。こういうところのミス一つで決定的に信用をなくすことを考えると手を抜くわけにはいかないのだが、そういう負担からほとんど解放される(というか、PubMedtypoをチェックする作業しか残らない)のはありがたいことである。
 PDFファイルは、マニュアルダウンロードしたのをドラッグ&ドロップで追加するので、これは2006年あたりにiPapersでやっていたのと同様、ファイル名をPMIDにする必要あり。[Linux]

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