雪のブライダルディナー

 朝から雪がちらつき、昼すぎにはすっかりあたり一面真っ白である。ところが、夕方から7年前に転倒したあたりの西洋料理店にてうぇでぃんぐせれもにーの約束あり。
 セレモニー開始1時間前にタクシーにて登頂に成功し、店の前の雪の積もったガーデンで写真撮影中の新郎新婦に合流。若いカメラウーマンのレフ板持ちを手伝うと見せかけて機材をチェック。(たぶん)EF 24 mm F1.2Lと同じくLレンズのズームをつけた銀塩EOS-1を2台ふりわけにして、一台のストロボはカールコードでパンツの後ろのバッテリケースでバックアップしているという戦闘的なものであった。
 セレモニーの間も雪は降り続き、時に雪があがると眼前に広がるのはシャモニーの夜景という感じになる。宴が新郎新婦のキスに合わせた花火で終わったとたん、せきたてられるようにチェーンを巻いた料理店差し回しの車で下山となる。[気象]

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