Canon new FD 300 mm F4Lファーストライト

 Canon new FD 300 mm F4Lは、コンパクトで軽量のエレガントな望遠レンズであるが、取り外し可能の三脚座だけはゴツい印象で、全部合わせるとライフルの照準スコープのような精悍な印象である。とても大事に使われてきたお品のようで、傷ひとつチリひとつないのになぜこれほどに安価なのかは想像の外であるが、筆者のような粗忽者が使うのは大変申し訳ない印象である。Lレンズのシンボルである鏡胴の赤いラインがなかなか精悍なイメージで、シャープな撮像が得られそうであるのが大変楽しみであるのだけれど、アップデートが長引くうちに、インディアンサマーの日もかたぶき、トワイライト環境でのファーストライトとなる。
 近代インターナショナルの補正レンズ付きマウントアダプタをかませて(補正レンズなしであると、最遠4〜5 mのマクロレンズに変身する)、撮像試験に臨む。取り回しの点ではnew FD 500 mm F4.5Lよりは圧倒的に小ぶりで、記憶が正しければEF 200 mm F2.8と同程度である。一方EF 70-300 mm F4.5-5.6 DO ISと比べるとかなり長い。これは新開発のDOレンズによるコンパクト化によるものか。
 シリウス、オリオン座のトラペチウム―大星雲あたりの星像を撮像。このあたりは補正レンズの性能に左右されるところなきにしもあらずである。
 

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