「やはりweb上に出すのはためらわれるんちがう?」by CEO

 帰宅するとテーブルの上に見慣れぬ封筒あり。「英語教育・進路指導」とか書いてあって、DMかと思ったらさにあらず、差出人は高校時代の恩師(実は遠縁の親戚)なり。中には何枚かのレターペーパーが入っているような手触りで、若かりし頃の悪事、あるいは同窓会費の不払いが露見したか…と胸騒ぎを感じつつ開封してみるに喪中欠礼のお知らせなり。ただし、しおらしいのは次兄をお見送りしての意気消沈を開陳した冒頭の1枚のみで、あとの4枚は延々と田舎の爺の日乗と愚痴の老いてまだまだの怪気炎。
 Hamletの臨終の言葉を引いて'The rest is silence.'と格調高く締めくくっておられるのであるが、まだまだsilentにはならないでほしいと願うものなり。
 一体これを何人の教え子にCCしたのであろうか、今ならブログもあるだろうに、とため息をついているとCEO曰く「やはりweb上に出すのはためらわれるんちがう?」。さすが進んでる主婦、「インターネットに」とは言わず「web上に」とおっしゃるのであるなと、筆者は感激したのであった。[来年の年賀状をどうするか]

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