移動

 CEOに地下鉄西新駅まで送ってもらって、11時すぎに余裕で福岡空港に到着。バゲジチェックインの後、11時30分にセキュリティチェックをくぐりぬける。
 B737-700はほぼ定時に離陸。熊本まで南下の後機首を東に向けて大分、宇和島付近を経て四国南岸を東進し、紀伊水道を渡って紀伊半島南岸沿いに順調なフライト。ファイナルアプローチは、多分北西から海の上を延々と、少しずつ高度を下げていくコースで、なんとなく海に着水しそうな、先の見えない感じがあって落ち着かず。
 バゲジが最後の最後に出てきたので、受け取ってあまり時間がないので早足で港に向かう。目的地が向こう岸なのでぐるりと陸路を回るより、海上を直行したほうが速いという判断である。空港でもらった時刻表には13時40分出航と書いてあるのだが…。行ってみると乗り場が見あたらない。というか、10月5日をもって運行終了との貼り紙ありて、まさにorz。引っ込みがつかないまま、津港へ渡る便に乗船。筆者の頭の中の地図帳ではそんなに距離がありそうなイメージはなかったのだが、30ノットで所要時間40分といえば、今治から三原に渡るくらいの距離である。ただし、上空を数分で飛び越してきたところを40分かけて後戻りするというのは、何か割に合わない感じがするのは、旅慣れてないせいであろう。
 津市は藤堂高虎公入府400周年記念事業の幟があちこちにたっている。今治城藤堂高虎の築城と伝えられるのであるが、幕府の出世コースの中では、今治支店長の次の栄転先ということになるようである。それにしても400年というのは、天文学的にも遺伝学的にもあっという間であるが、政治経済の面ではなんと変わってしまったことであろうか。などと考えるのもまた、旅の面白さであろう。
 バスで津駅に出て、近鉄特急で目的地へ。ぐるりと陸路を回った以上の時間を要して宿舎に到着。

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