最新約聖書到着

 つい先々週の金曜日に発注した最新約聖書が、レモン色の包装紙に荷造り紐掛けを二重に施した、昭和40年代を彷彿とさせるスタイルがエアメール書籍小包で到着。驚いたことに、発送元は印度国ニューデリー市である。北欧で執筆され、合衆国で印刷製本されたバイブルが、かの国に運ばれさらに極東の鄙にやってくる因果(グローバル化)は感嘆の極みである。実勢価格の半額なので、二分冊のうちの一冊しか来ないのではないかとか気を揉んだが、天竺渡来の仏典は二巻揃いでヒートシュリンクされており、品物自体はまったくの本物である。何故半額であるのかは不明ながら、結果として大変よい買い物をしたわけである。罰当たりながら、課内教育用の用途に限定して、写経の準備にとりかかる。
 背中を切り落とした後の再製本について見積もりを取ろうとして、近隣の『デュープ・ハウス』を訪問すると、本年5月末にひっそりと廃業された旨、張り紙がある。一度だけ、同人誌めいた洞門サークルの名簿の印刷か製本かでお世話になった記憶があるが、2001年以前のこととて、やぢをニュースにその記載を訪ねるに検索で当たるところなし。
 

Tags:

本ブログではamazon associate広告を利用しています。