EF 200 mm F2L

 先日のシャンソンコンサートのライブレコーディングMP3ファイルをwav化してaudacityで間を詰めたりフェードインフェードアウトをかませたりして2枚のCDに焼いて、レーベルも焼いて差し上げたら、おおいに感激してくださったらしい。話はそれにとどまらず、CDの生産ラインをさらにスケールアップしたい口ぶりである由。
 しかも、来年2月にははるばる仏蘭西国はパリの都のちょっとしたホールに公演決定という話を聞いて、もし従軍カメラマンとして派遣されるとしたら一体何を持っていくかということを念頭に、先週土曜日に一応品定めしてきたのであった。
 ホールの大きさとかが事前にはっきりしないと機材の選択は難しいわけで、買って間もないEOS D60にEF 200 mm F2.8をつけて振り回して失敗したあのロケで、万能レンズなどないことを思い知った筆者ではあるが、明るいレンズがあれば表現の幅が拡がることは承知している。金に糸目をつけないのなら、オートフォーカスが利いて明るい、EF 200 mm F2Lであろう。しかし、限定1本なのでお早めに!(by mapcamera)のその価格は60万円クラスである。むしろ旧型のEF 200 mm F1.8Lの方が安い。これはなかなか手が出せないとあたりを見回すと、ガラスのショーケースに宝石のように展示されているのは、高価なLレンズの美品ばかりであることに気がつく。昨年末の銀塩カメラの評価額にがっくりきた筆者であったが、もう中古カメラ・レンズが何でも飛ぶように売れる時代ははるかにすぎて、美品の高性能レンズのような高収益商品の商いに全力を上げないと健全な決算は難しいのであろうと気づくのである。そういう場の雰囲気に呑まれると、40〜50万円の値札がついているEF 300 mm F2.8とかEF 400 mm F4 DO IS USMなどがちょっと昼飯を一食うかせたら買えそうな安物に見えて困った。[もっと光を]

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