移動日

 夕刻の便をとったので、夕方まで本店営業部で営業ならびにおエラいさんのどうしようもない思いつきで勝手に締め切りの早まった提出書類の首尾の確認のため奔走…。
 留守中の手配などにいい加減疲れたところで早めに退社してパッキングを行い、1800時ちょっと前に自宅を出発。バス、地下鉄を乗り継いでエアポートへ。
 予想通りICカードでバゲッジチェックインできて、調子に乗ってセキュリティゲートもくぐりぬけ、待合室でおむすびを食べたりiPodでCarl Sagan: COSMOSのオープニングを視聴したりしているうちに搭乗開始のアナウンスがあって、席を立ったところで2007年モデルのNepuca防寒ジャケットの左ポケットに入れていたはずのadvanced/W-ZERO3がないのに気がつく。セキュリティゲートまで走っていって拾得物がないかどうか確認するになし。ならばさっき座っていたシートのところに違いないと見当をつけて取って返すと、まさにシートの間に落ちていた。Nepuca 2007年モデルはウエスト周りがラグラン編みにモデルチェンジされ、さらにポケットにファスナーがないので結構裾がずりあがってポケットの中身をぶちまけたりする危険性があることにうすうす気がついていた。このあたりは、ウエストがゴム紐で調節できてファスナーつきのポケットであった2005年モデルの方が優秀である。いつもはポケットのいっぱいあるベストに入れているから落ちる心配もないのであるが、着てこなかったから…。
 で、もたもたしている間なかなか搭乗がはかどらないのは、整備不良機が見つかったとニュースで取り上げられたあおりか、ハイシーズンのおばさまたちが判で押したように筆者の預けたのよりもデカいピギーバックを機内持ち込みにしているせいであろうか。おそらくグループの中で最も旅慣れたおばさまが「降りてからバゲッジクレームで待たされたくないなら絶対持ち込みに限る!」とか提案したのに雷同しているのではと思量されるのであるが、そういうバッグが通るか通らないかギリギリの通路をブラウン運動しながら尾翼側のエコノミー席までゴロゴロしていって、その後棚に載せようたって一人で持ち上げられるはずもなく、キャビンアテンダントさんが持ち上げたとしても下手すると棚からはみ出るくらいのバッグである。これを団体行使されると牛歩戦術テロとでも言うべき惨状なり。しかし、おばさま方には2階席への侵攻計画はなかったようで、2階の最前列(エコノミー)席の筆者は、おばさまに行く手をさえぎられることはなかったが、結局40分遅れの離陸となる。[恒例行事]

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