憧れの奈留島

 昨日、もりともさんのブログに日本式双晶が登場して、堰を切ったように草下英明鉱物採集フィールド・ガイドに載っていた超有名な産地、五島列島奈留島水晶岳を思い出す。たまったマイレージで、福江まで往復する手もあったな、などと考えるのも後の祭りで、現実問題としては夜半前に博多港を出港するフェリーに搭乗、翌日9時前に現地に上陸して一日採集活動を行って…というようなプランであろうか。難しいのは、現地での移動手段と宿泊場所であると、草下氏は書いておられたと思うが、それから四半世紀たっても事情はほとんど変わっていないように見受けられる。
 あるいは、長崎出張が入った際に、長崎から遠回りして博多港に帰ってくるというルートもあるかもしれないが、事務方の旅費清算がスムーズにいくとはとても思えない。茨のルート、あるいは海藻がまとわりつくサルガッソー航路というべきか。
 なお、北九州市の水晶山も双晶の産地らしいのであるが、こちらも筆者にとっては奈留島と同じくらい遠い、憧れの地である。[地学]

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