ライブ撮影

 いつもより早起きして、市内中心部の某ミュージアムへ。貸しピアノ屋さんと合流して、機材搬入用の5トンエレベータで会場のフロアへ。
 会場の後ろ隅に場所を確保して三脚を立て、暗くなった時につまづかれないよう、百均で買ってきた魚釣り用のケミカル発光チューブを貼りつける。リハの間に立ち位置を決めて照明の調整をしているのにあわせてビデオカメラのフレームを調整して、スムーズにパンできるように練習。
 AC電源駆動の強力なストロボも待機させたが、結果的には演奏中は撮らないので、カメラの上にのせる380EX1灯で充分であった。レンズの方も、EF 70-300 mm DO ISしか使わなかった。まあ、何が起こってもカットを押さえるためのバックアップ機材に冗長性を言っても始まらない。
 ビデオの方は、スポットライトが当たるような状況であるので、演奏者をクローズアップするときには問題ないが、引いて撮ったときにスポットを浴びているところが白飛びしたりハレーションを起こしたりでノッペラボー化してしまったシーンがあって、これをようつべにあげるのはやや心苦しい。
 ビデオカメラに関してはまだまだハックできていないことを認めなければならない。スポット測光だとカメラを動かしているときに、画面の明るさが不自然に変わりそうで遠慮してしまったのであるが、メリハリのついた照明下ではむしろこちらのほうがよかったかもしれない。あるいは、照明さんとの連携がうまくいくなら、リハで適正露出を出してそのままそれで撮ってしまえば画面の明るさの点では統一感が得られるのであろう。が、動きながら演奏する楽器の演奏者が、照明の暗いゾーンに移動してしまう危険性もある。ステージの撮影は奥が深い。まあ、こうやって経験値をあげていかないとしかたがないわけであるので、次の機会への検討項目として記載。[音楽]

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