昨年の8月頃、2台のデジタルカメラを交互に使って、たびたび画像の番号がリセットされてしまうという不都合があって、この時期を境にファイルの整理が遅れていた。というか、同名ながら異なる画像のファイルがいくつも乱立していて、画像がタイムラインで並べられないという仕儀であった。
一計を案じ、Flexible Renamer v7.3でファイルネームを、EXIF情報の撮影時刻(年月日時分秒)に書き換える。2台のデジカメで同時撮影するようなシチュエーションはさすがにいまだないが、1秒間に数コマ連写した時は、年月日時分秒でユニークなファイルを指定できなくなるので、末尾に連番をつけるようにしておかないと後のものが先のものを上書きしてしまうことになるので注意が必要である。
また、Canon G-1, IXY digital, Dimage XtやLumix FZ-10で撮影したのを同じフォーマットにそろえると、タイムラインに沿ってすべての画像を整列させることも可能になるわけである。これはデジカメを手によじのぼってきた時空の歪みを今振り返ってのぞきこんでいるようでもある。一方で、個々のデジカメの手触りやスタートアップが間に合わず撮れなかった悔しさなどが払拭されてしまうことに、一抹の寂しさも感じるのであった。[Win]
