Bruno Walter/Columbia Symphony Orchaestra: Beethoven Symphonies Nos. 4 & 5; Pierre Boulez/ New York Philharmonic: Schoenberg Verklarte Nacht et al.

 本日は野良営業3回目にして最終日。予告通り、お小遣いを少しだけ多めに握りしめて営業先の近くのBookOFFで、中古CDを購入。
 若い頃にLPで聴きこんだ演奏のつもりであったが、クリムトの抱擁をジャケットカバーにあしらったシェーンベルク:浄められた夜はともかく、ワルター指揮の運命交響曲は、実家にあるSP盤よりもうんと新しいリテイク盤のテープのデジタル復刻盤なのであった。
 「浄められた夜」は、ブーレーズ以外の演奏を聴いたことがないので、比較のしようもないのであるが、ブーレーズの楽譜の緻密な分析には定評があって、理知的な演奏として話題になったように記憶する。以前聴きこんだ時の齢から二倍の年齢を数える今、やっぱりもうロマンチックでロマンチックで泣けてくる。芸術は長く、人生は短し。紅顔の少年白髪をやぢとなるとも、妙なる響きは流れの水面に映る月光の如く変わることなし。[音楽]

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