マーラー:交響曲第5番

 昨晩のエッシェンバッハ指揮フィラデルフィア管弦楽団の演奏を視聴。第1第2バイオリンがステージの左右に対向配置されている。きわめてダイナミックレンジの広い曲であるから、ボリュームを絞って聴いている限り耳で判断できるようなものではなさそうである。
 続いて、今夕デジタルETVの放映された「思い出の名演奏」のゲルギレフ指揮マリインスキー劇場管弦楽団のダフニスとクローエ組曲第2番とチャイコフスキー交響曲第6番《悲愴》。マリインスキー劇場は、サンクトペテルスブルグ、すなわちロシアカメラの故郷にある由緒ある劇場のようである。ゲルギエフ氏の指揮のスタイルは、指揮棒を持たないというなかでも、これでよくアンサンブルが乱れないものだという(喩えは悪いのであるが、志村けんさんがよくやる、手に不随意運動の見られるご老人のような)感じに見えるのだが、そこはロシア音楽の第一人者、超一流である。[serious music on TV]

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