88万人の名前が「はやぶさ」を導いた

 「松浦晋也のL/D」の速報を読みながら、今回は仕事(とその疲れ)でほとんどリアルタイムでフォローできなかったし、たださんのように涙が前が見えなくなることもないのだろうなと感じていたが、思わず魂を揺さぶられたのが、週刊ポストの記者さんと川口教授との以下のやりとり:
 週刊ポスト 情緒的な言い方になるが88万人の名前がはやぶさを導いたといっていいいか。
 川口 いいだろう。
 これは泣けた。実際にはターゲットマーカーに頼った降下ではなかったわけだし、こういうひねりは常套的かもしれないが、しかし3億km離れた探査機を擬人法で語るには、これぐらいの修辞はあってよいかと思われる。担当記者さんは、毎回の記者会見で適切な質問をされる方だなと思っていた。小学館は良い人材を配していると思う。週刊ポストは普段は敬して遠ざかっている雑誌であるけれど、「はやぶさ」特集記事はぜひ読んでみたい。
 ブログ最終更新時の写真には、リポビタンD大正製薬)の空瓶が10本きれいに並んでいる。お疲れ様でした。[はやぶさリンク]

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