Tamron SP 180 mm F2.5

 終日日差しは夏なれど、風はもはや秋なり。日のかげる頃室見河畔にてロケ。絞りがお不動様のTamron SP 180 mm F2.5を、常時開放F2.5で使ってみる。もともと「もっと光を」と求めたレンズであるから、絞り込んで使うのは本意にあらず。
 明るいところではシャッタスピードが1/4000秒(D60の上限)を越えてしまって露出オーバーになる局面もあったが、最短撮影距離も1.2 mと立派で、これはサンニッパを超えたサンニイゴ(APS-Cタイプのデジタル一眼で使った場合)相当の万能レンズといえよう。もちろんマニュアルフォーカスであるから、自転車で走行中に片手で撮影というわけにはいかないが…
 案山子 水浴
 ものの本なら、「黒い犬の毛並みもつぶれず、一本一本解像している」ことが賞賛されたりするのであろうが、ここではフォーカスの合う範囲が薄すぎて犬はアウトフォーカス。案山子の方は、望遠効果もあって、実際の光景からはちょっと想像できないくらいの絵作りになった。
 前玉2枚の新種ガラスレンズによる色収差補正はかなりハイレベルのようであって、フォーカスのあっているところは、かなりシャープで拡大しても色ズレを認めず。Tamronで絞りが修理できれば、さらに応用範囲も広がるのであろうけれど、日陰・夕方専用レンズとしてはなかなかのパフォーマンスなり。が、どうも修理不能品になっているようである。[もっと光を]

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