Bill Engels博士作のPrimer 2は、HyperCardベースで作られた十数年の歴史のあるソフトで、info-macアーカイブからFTPするような時代から、ずっと最も使いやすいPCRシミュレーションソフトであった。筆者にとってはPCRの原理を教えてもらったソフトという印象が強い。窓使いの方がどうがんばっても使えないMac OS文化独特のソフトのひとつであったのだが、そのうち、Mac OS 8以降でうまく動作バージョンが出ないので、どうしても他のソフトに移行せざるを得なくなってしまったのであった。と思っていたら、いつのまにかバージョンアップしてOS X対応になっているのはうれしい限りである。どうやってリライトされたのかはわからないけれど、今後はほかのプラットホームへの移植もあるのだろうか？
と思って読んだFAQには、Windowsでは使えないのかという質問に対して、PowerPCエミュレーターを勧めるあたり、博士もアレだなと思うのだけれど、Mac mini買ってAmplifyを使えば、他の商用ソフトを買うより安上がり。とのまともな解決策の提案もあり。筆者も、iPapersとAmplifyのためだけにMac miniを買って、充分にモトがとれると思う。[Mac OS X]
